【説明】閉店した発展場のZOOと、2008年8月に閉店したホテル三宮の跡地は、いまどうなっているのだろうか。現地を取材。◇

どちらも札幌市中央区南7条西6丁目に存在していた。

発展場のZOO
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地図]
ZOOは、太目向けの商業発展場であった。「淫乱度が高いから、それなりの覚悟がないと立ち入れない」と言う人もいた。筆者は2回だけ利用したことがある。知り合いの大学生が、中年デブ親父に掘られている光景を目の当たりにしてしまい、唖然とした記憶がある。なるほど、たしかにそこは淫乱部屋だった。
ところで、ここから少し南へ行くと、ラ*ンサウナ(太目中年向け)がある。この近辺は、かつて札幌の「デブ専エリア」だったのである。(たまたま店が並んでいただけだと思うが。)


ビルの見た目は以前と変わらない。ZOOが入店していたのは、ビルの2階だった。窓にはTanning ZOOというシールが貼られていたが、当然のことながらいまは存在しない。


ピンク色のエレベータもそのままだった。当時、エレベータで2階に上がり、ドアが開くと目の前に飲み物の自動販売機が現れ、びっくりした記憶がある。

お店の割引券。なぜかまだ持っていたので。ちなみに日付の15年というのは、平成15年(2003年)のことである。

ホテル三宮(さんきゅう)
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地図]
筆者は利用したことがないため、このホテルの位置付けがどういうものだったのかはよく知らない。経営者がゲイであり、男同志でも入れるホテルのひとつだったらしい。あるウリ専(いまも営業しているお店)でボーイを買うと、休憩場所として、このホテルの一室が手配されたと言われている。

まずは、閉店直後に立てられていた看板から。2008年9月に撮影。残念ながら、在りし日の建物の写真はない。
#お知らせ
この度三十八年間御利用、御愛館頂き誠に有難うございました。
経営者高齢の為、八月末日で閉館する事と成りました。
長い間有難うございました。
ホテル三宮

あれから2年3か月後の様子。建物は解体されていた。

寂しさ漂う景色だが、立地は悪くないので、今後景気が上向けば何かしら建物が建つだろう。